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人が生きた痕跡のある音。久保田麻琴(1/2)
ライフスタイルの上に在って、エッジのある強い響き。そういったスピリットを拾い続ける久保田麻琴。氏の中にある国境を越えて残るリアルな音について語る。
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耳に突き刺さる音。久保田麻琴(2/2)
常にホンモノの音を追求してきた氏が考える「耳に突き刺さる音」は、創る側の真剣さと優しさの土台の上にあって、そもそも人の持つ根源的なスピリットに触れるというゴールが聴く方にも無意識の中にある。だからこそ心が鷲掴みにされる。
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moc graph / Makoto Kubota
copyright © 2024 Makoto Kubota / HEG Bros. & Co., Photographs copyright © 2024 Hiroyuki Ito. All rights reserved. No part of this prints may be reproduces in any manner whatsoever without permission in writing from publisher. Print in Japan. Edited and Designed by Eiji Yoshioka, HEG Bros. & Co., 2-17-7 Hongo, Bunkyo-Ku, Tokyo 113-0033, www.hegbros.com
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異文化を消化し、土着文化と昇華するハイブリッド・カルチュアを顕すバイリンガル・グラフ誌『moc graph(モックグラフ)』。パイロット号では「東から聞こえ始めた新たな音楽の波」を主題に、いとうせいこう、Oshow(浅草ジンタ)、s-ken、森雅樹(EGO-WRAPPIN’)。東京のイーストサイドで活躍するアーティストを特集するほか、イーストサイドの「音」を感じるスポットを、第23回土門拳文化賞奨励賞の写真家・上出優之利が全篇撮り下ろす。
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【Table Of Contents(A to Z)】
いとうせいこう「観念としての下町」
Oshow(浅草ジンタ)「浅草一番星」
s-ken「江戸ストリートカルチャーにみるパンク精神」
片山喜康「東から聞こえ始めた新たな音楽の波」
上出優之利「ナミセン・ブロンクス」
森雅樹(EGO-WRAPPIN’)「浅草リアルブルース」
墨酷推薦 東京極東地区旗亭一覧
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moc graph 001,
Photographs copyright © 2023 Masanori Kamide.Text copyright © 2023 by the individual authors.All rights reserved. No part of this book may be reproduces in any manner whatsoever without permission in writing from publisher. Print in Japan
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歌舞伎町、コールデン街を中心に
異国情緒溢れる福生の赤線や
横須賀のドブ板まで
原子力発電所が爆発した日に
ギターをカメラに持ち替え
10年間、自転車に跨り夜な夜な巡回した
歓楽街の定点観測
当たり前だった現実が
ふとしたきっかけで幻と消えてしまう
夜の街を自由に闊歩し
人々が集うことが出来た時代の記録をここに
(まえがきより)
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彼の内なる熱きグルーヴが溢れ出して、異人都市空間を捉える。衝撃的TOKYO!
(エスケン/帯文より)
「夜の狂騒」と人間への飽くなき「好奇心」。上出のカメラによる「化学反応」の結果がこうなったのだ。
(ハービー・山口/帯文より)
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上出優之利(Masanori Kamide)
大阪府出身。1980年代よりDJ / ミュージシャンとして30年間活動。2011年の震災を機に、写真家に転向、ストリート・スナップからポートレイトまで、人物を主な被写体として活動中。福生の伝説的ディスコや、歌舞伎町のポールダンサーたちなど、コミュニティを内側から捉えるスタイルも好評を博し、写真集『モノクロのブルース』で2017年土門拳文化賞奨励賞を受賞。
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